プレスリリース
下北半島太平洋側海域の地質構造調査の実施について
平成24年11月22日
日本原燃株式会社
東北電力株式会社
リサイクル燃料貯蔵株式会社


 日本原燃株式会社、東北電力株式会社およびリサイクル燃料貯蔵株式会社は、下北半島の太平洋側に位置する大陸棚外縁の断層について、この地形を形成した地下深部の地質構造の把握を目的に、11月23日より、3社共同で海上音波探査を主体とした調査を実施することといたしました。

 日本原燃株式会社および東北電力株式会社は、過去に実施した海上音波探査等の結果から、大陸棚外縁の断層は、原子力施設の耐震計上、考慮すべき活断層ではないと評価しておりますが、大陸棚外縁の地下深部の地質構造を把握することは、下北半島東部地域に立地する原子力事業者として共通の課題との認識のもと、これまで知見の収集に自主的に取り組んでまいりました。
 また、データの拡充により、原子力施設の安全性に関する説明性のさらなる向上を図る観点から、新たな調査の実施についても検討を進めてきたところです。
 今般、リサイクル燃料貯蔵株式会社を加えた3社で調査に関する協議が整ったことから、3社共同で新たに調査を実施することとしたものです。

 なお、調査計画の概要は別紙の通りです。

以 上

別紙:下北半島太平洋側海域の地質構造調査の実施について(概要)

※大陸棚外縁の断層については、耐震設計審査指針に基づき、日本原燃株式会社が実施した耐震 安全性評価(バックチェック)において、平成22年12月9日に原子力安全委員会より、「耐震設計 上考慮する活断層ではないとする判断に問題はない」との見解が示されております。なお、「今後 の中長期的な取り組みとして、新第三紀中新世以降に大陸棚外縁の地形を形成したとする地下 深部の地質構造について、形成メカニズム等に関する新たな知見の継続的な収集に努めることを 望む」と記載されております。
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